エムバペ “ハットトリック”の大活躍でレアル行きが遠のいた?

ハットトリックを達成したエムバペ(ロイター)

フランス1部パリ・サンジェルマンのフランス代表FWキリアン・エムバペ(22)の活躍が、スペイン1部レアル・マドリードにも影響を与えそうだ。

エムバペは、敵地で行われたバルセロナ(スペイン)との欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第1戦(16日)でハットトリックを達成し、4―1の勝利の立役者となった。バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(33)の前で抜群の存在感を発揮した。

そんな中、スペイン紙「マルカ」は、エムバペのハットトリックの活躍がRマドリードにとって悪いニュースになるかもしれないと報じた。かねてRマドリードはエムバペ獲得に動いており、本人も移籍に前向きとされていたが、このようなパフォーマンスをしたらパリSGは移籍金を減額しないというのだ。

新型コロナウイルス禍でどのクラブも財政面に悪影響が出ているだけに、Rマドリードといえども1億6000万ユーロ(約202億円)とされる移籍金をねん出するのは簡単ではない。値引きでもしてくれない限り、獲得は不可能というわけだ。このままエムバペのマドリード行きは消えてしまうのか。

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