大日本プロレス21日配信の「大日本プロレス~クライシスサバイバーVol.2」で「コロナデスマッチ」が行われ、“日本最小デスマッチファイター”佐久田俊行(28)が“怪人”アブドーラ小林(43)、石川勇希(24)との3WAY戦を制し、存在感を見せつけた。
団体史上最多の蛍光灯567本を使うデスマッチに際しては当初、本紙紙上で小林がタレントのボビー・オロゴン(47)に参戦を要求。これに対しSNSで苦言を呈していた佐久田の怒りが序盤から爆発した。
あまりの蛍光灯の多さにリングインに苦労する小林に対し、佐久田がイスを投げつけ、数十本が大飛散。小林がいきなり大流血する波乱のスタートだ。
その後も若い2人が蛍光灯を面白いように破壊していくさまをうかがいつつ、要所でカモイェやバカチンガー・エルボーを放つ小林だったが、この日の佐久田はひと味違った。
小林に不知火を仕掛けるや、石川の頬を金串で貫通させたうえでコーナーに突き刺し固定。最後は小林にファイヤーバード・スプラッシュを決めて3カウントを奪った。
佐久田は「ムチャクチャなこと言ってたが、今日肌を合わせて分かった。あれが小林さんの25年。でも俺は自分のデスマッチ道を進む。むちゃなことをするかもしれないけど風を吹かせます」と堂々の主役奪取宣言。今後、団体の“台風の目”としてデスマッチ界に旋風を巻き起こすつもりだ。