佐世保商工会議所 給付金の追加支給を 経営支援求め市に要望書

朝長市長に要望書を手渡す金子会頭(右)=佐世保市役所

 佐世保商工会議所(金子卓也会頭)は17日、給付金の追加支給など経営支援を求める要望書を長崎県佐世保市に提出した。新型コロナウイルス感染拡大の影響について会員企業を対象に調査した結果を踏まえた内容。
 調査は1月13~22日に3157社を対象に実施し、918社から回答を得た。その結果によると「コロナの影響が生じている」と答えたのは62.4%。直近の売り上げが「減少」は60.2%に上った。「雇用を維持できない」「税金の支払いができない」など切実な回答が目立った。
 要望書は、同商議所の観光、食品、工業など計9部会がそれぞれ求める内容を明記。追加の給付金や円滑なワクチン接種体制の構築、観光振興、消費喚起策の実施などを盛り込んだ。
 金子会頭らが市役所を訪れ、朝長則男市長に手渡した。金子会頭は「各業界の生の声をそのまま書いてある。対策を考えていただきたい」と述べた。朝長市長は「実際の悲鳴が伝わってきた。対応させていただく」と応じた。

© 株式会社長崎新聞社