マーリンズがレイズとトレード 救援右腕・カーティスを獲得

日本時間2月18日、マーリンズはレイズへエバン・エドワーズを放出してジョン・カーティスを獲得するトレードが成立したことを発表した。今オフのマーリンズはブルペンの補強を進めており、昨季レイズで好投したカーティスはアンソニー・バース、ロス・デトワイラー、ディラン・フローロらに続いて6人目の補強となる。なお、マーリンズの40人枠はフルに埋まっていたため、カーティスの加入に伴いハロルド・ラミレスのDFAが発表されている。

現在27歳のカーティスは昨季レイズで17試合(うち3先発)に登板して3勝0敗2セーブ、防御率1.80の好成績をマーク。25イニングを投げて25三振を奪った一方、与えた四球は3つだけだった。2017~18年はツインズ、2019年はエンゼルスでプレーしたが、合計18試合で防御率6.75に終わり、エンゼルスから放出されたあと、フィリーズとマイナー契約を結んだものの、1ヶ月も経たないうちに解雇。しかし、「興味を示してくれた唯一のチーム」(カーティス)というレイズでメジャー復帰を果たし、見事な活躍を見せた。

今オフのマーリンズはフリーエージェント市場でバース、デトワイラー、トレードでフローロ、アダム・シンバー、カーティス、ルール5ドラフトでザック・ポップと合計6人のリリーバーを補強。キャンプインを目前に控えたタイミングで立て続けに2件のトレードを成立させ、フローロとカーティスを獲得したが、キム・アングGMは「本当に優秀な投手を2人獲得することができた」と期待を口にしている。

ドン・マティングリー監督はまだクローザーを誰に任せるかを決めていない。イミー・ガルシアや昨季ブルージェイズでクローザーを務めたバースが有力候補に挙げられているものの、フローロやリチャード・ブライアーも候補となっており、キャンプやオープン戦でのパフォーマンスを見て判断していく方針だという。昨季レイズで2セーブを記録したカーティスにもチャンスがありそうだ。

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