【フェブラリーS】カフェファラオ 前走からの修正バッチリ!最終追いで万全の仕上げ

きっちり仕上がったカフェファラオ(中)

フェブラリーS(21日、東京ダ1600㍍)の有力馬の一頭・カフェファラオ(牡4・堀)が18日、美浦トレセンで最終追い切りを行った。

南Wでの3頭併せ。2番手から馬なりで併入し、5ハロン70・8―13・3秒。時計は控えめだったが、好馬体とパワフルなフットワークは目を引き、数字以上の動きを見せつけた。「ここまで十分時間をかけて乗り込んできたし、先週の段階で気持ちの方もほぼ仕上がっている。最終追いは微調整で」と堀調教師もイメージ通りの調教ができたようで、GⅠに向けて態勢は万全と見ていいだろう。

前走・チャンピオンズCは2番人気に支持されながら6着止まり。古馬の壁に跳ね返されたという見方もできるが、「ハミの取り方が甘くて自分から推進していく感じじゃなかった。見どころのないレースになってしまって、しっかり能力は発揮できたのか疑問はあった」というトレーナーの言葉からは決して力負けではなさそう。

不完全燃焼の敗戦を踏まえ、今回はハミやチークピーシーズなど馬具を工夫して対策を重ねてきた。「ルメール騎手と相談してチークピーシーズをつけようと。毎週末、競馬場で会うたびに(ルメールと)コミュニケーションをとってきた。少し力む気性でもあるし、チークピーシーズをつければなおさら(東京マイルは)コーナー4つよりは競馬しやすいんじゃないかな」。

デビュー3連勝の内容から潜在能力は間違いなく一級品。トップステーブルの修正力がばっちりハマれば、GⅠ初Vの可能性はかなり高そうだ。

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