楽天ドラ1・早川が〝田中塾〟で開眼「カットボールの軌道変わった」

ブルペン後に早川と話す田中

楽天のドラフト1位新人・早川隆久投手(22=早大)が20日の日本ハムとの練習試合(沖縄・金武)で初の対外試合に臨む。18日は今キャンプ8度目となるブルペン入りで42球を投げ、2日後に控えた実戦マウンドに向けて「緊張します。まずはしっかりコースに投げること。その中でもしっかりストライクゾーンに投げ込んでいきたい。変化球の現状がどれくらいか、真っすぐがどれだけ通用するか」と語った。

20日の日本ハム戦は田中将大投手(32)が先発し、早川は2番手で登板予定。最速155キロのルーキー左腕は「与えられたところを全うするだけです。こういう機会は一度あるかないか。自分もしっかり田中さんに続いていけたらいい」と意気込んだ。

この日はブルペン入り前に自ら田中にアドバイスを求めた。「カットボールの強さがなかったので田中さんにアドバイスを求めにいった。カットの中でもジャイロ回転のカットと横滑りのカットがあるという話をしてもらった。イメージの仕方を少し変えてみたら、という話。(ブルペンで)教えてもらった握りに変え(軌道が)横滑りになったりした。右打者の胸元に食い込んでバットを折るようなイメージ」。〝田中塾〟での講義は目からうろこだったようだが、実戦投入は「まずはブルペンで試して、コースに投げ分けられるようになってから」と言う。

同一リーグの日本ハム相手に、まずは持ち球で挑む。即戦力の呼び声高いドラ1左腕は「しっかり自分のピッチングをバッテリーだったり、味方の選手に認めてもらえるよう、全力で向かっていけたらいい」と気持ちを込めた。

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