舛添要一氏が橋本聖子新会長就任を疑問視「政治的中立性が担保されない」

舛添要一氏

前東京都知事で国際政治学者の舛添要一氏(72)が18日、ツイッターを更新。橋本聖子氏(56)が新たに東京五輪・パラリンピック組織委員会の会長に就任したことに異議を唱えた

橋本氏はこの日、女性蔑視発言の責任を取り辞任した森喜朗氏(83)の後任として新会長に就任。大臣規範で公益法人の役員との兼職が禁じられているため五輪担当大臣を辞職した。後任には自民党の丸川珠代氏(50)が再登板の形で就任した。

舛添氏は都知事時代を振り返り「私は都知事のときに組織委の森会長と東京五輪の準備を進めたが、森さんの健康状態もあって、万が一のときを考えた」と打ち明けた。

森氏は2012年に政界から引退し、14年に会長へ就任した。これを踏まえ「そのときの了解事項は、政治家が就任するときには国会議員の職は辞するということであった。そうしないと、五輪憲章がうたう政治的中立性が担保されないからだ。今回は例外なのか」と国会議員のまま新会長に就任した橋本氏に疑問の声を上げた。

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