【新型コロナ】神奈川・黒岩知事「すべてコロナ対応に繋がる」 肝いり政策の意義問われ熱弁

黒岩祐治知事(資料写真)

 「コロナ対応の神奈川モデルは全てつながっている」─。神奈川県の黒岩祐治知事が18日の県議会本会議で、コロナ禍で肝いりのヘルスケア・ニューフロンティア政策を進める意義を問われ、語気を強める場面があった。

 自民党の田中徳一郎氏は代表質問で、政策に対する県民の理解が進んでいない点などを挙げ、「県民生活に直結する成果をもたらす取り組みに絞るべき」と指摘。これに対し、知事はこれまでの未病改善や最先端研究の支援とともに、新型コロナウイルスの検査法開発などの成果を強調した。

 改めて意義を問われ、「コロナ対応で医療提供体制など神奈川モデルがたくさんあったが、全てこの政策の中でやってきたものが今つながっている」と説明。身ぶり手ぶりを交え「これからも自信を持って進めていく」と述べた。

 同政策を巡っては、これまでに100億円以上の予算が投じられ、県議会でもたびたび費用対効果を問う声が上がっていた。

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