【新型コロナ】神奈川県、積極的疫学調査を既に再開していた 感染状況「ステージ3まで改善」

神奈川県庁

 新型コロナウイルス感染症を巡り、県は16日、感染者の急増に伴い簡略化していた積極的疫学調査について、感染者数が減少してきたことから県内全域で従来の形で既に再開していることを明らかにした。

 同日開かれた県感染症対策協議会で、県のモニタリング指標で感染状況がステージ3のレベルまで改善したとして、担当者が「各保健所の状況に応じて積極的疫学調査を実施している」と報告した。

 積極的疫学調査は濃厚接触者を突き止め、感染拡大を阻止するために行うが、県はウイルスが市中にまん延し調査の意義が薄れたとして、1月9日から対象を医療機関や高齢者施設などに重点化する体制に転換。県議会からは簡略化に対する不安の声も上がっており、県はステージ4から3に移行すれば通常の形での再開を検討するとしていた。

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