ホリエモン 議員目指す塾生にゲキ「スーパークレイジー君のようにバカになれ!」

ハッパをかけた堀江氏

ホリエモンこと実業家の堀江貴文氏(48)が外部講師を務める「堀江政経塾」が19日、都内で開かれた。登壇した堀江氏は、先月の埼玉・戸田市議選に当選したスーパークレイジー君(34)を題材に「バカになれ!」と議員への道を示した。

「議員を目指すのが条件」という目的で昨年11月に開講した同塾。個性派候補が乱立した戸田市議選は堀江氏も注目していたようで、中でもクレイジー君の当選劇に「ある程度知名度があれば、〝面白枠〟で当選する」と分析した。

堀江氏は地方議会選挙をパン屋に例える。堀江氏の発案で北海道大樹町に昨年、「小麦の奴隷」がオープンし、一躍人気パン屋店となった。

「地方創生で、パン屋をやったりしている。都心部だとおいしいパン屋さんがたくさんあるが、そこで勝とうとしたら無理。人口5000人の街だと弱いパン屋さんしかないから、地方は狙い目だった」(堀江氏)

国政選挙や首長選挙では組織的なバックがないと難しいが、地方議会選挙は売りとなる強みがあれば、当選確率がグッと高くなるのは、クレイジー君が証明したともいえる。

ただストロングポイントを出すには割り切りも必要と説く。堀江氏は「みんなバカになりきれていない。クレイジー君みたいにバカになりきれるかどうか」とアントニオ猪木氏(77)の格言「バカになれ!」を掲げてみせた。

塾生の最終的な目標は国会議員となるが、堀江氏は「地方議員からのしあがった方がやりやすい。地方議員になれば国会議員ともつながるし、立場も強い」と力説した。

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