本田圭佑 ポルトガルのコロナ状況に「なんだかよく分からない。検査も全然してないだろうし」

MF本田圭佑

ポルトガル1部ポルティモネンセから移籍先を模索している元日本代表MF本田圭佑(34)が20日、自身が運営する音声配信サービス「NowVoice」で移籍の進ちょく状況を語った。

選手登録の不備によりポルティモネンセでプレーできないため移籍先を模索している本田。欧州を中心に新天地を探しているが「特にまだアップデートはなく、引き続き探している。どのタイミングで決まるか分からないけど、この件に関しては経験上決まる時はパッと決まるし、いずれにしても焦っておらんです。やれることは限られているので」と伸展がない状況を説明した。

また、自身が現在滞在するポルトガルの新型コロナウイルスの感染状況にも言及。「ポルトガルではロックダウン(都市封鎖)が3月1週目まで延びた。なんか感染者数が思うように減っていないと。ほんまニュースの数字を見ていたら、いろんな数字をちゃんと出し切れていないニュースが多いから、なにがなんだかよく分からない。そもそも検査も全然してないだろうし。検査をしている数の中で感染者数を言って、それを広げた時にどのくらいかというのをそのまんま同じ割合で数字を載せたりして。その考え方も計算的にはどうなんやと思う」と新型コロナ禍が深刻化する状況とともに、報道の手法に疑問を呈した。

さらに現地でのある出来事も紹介。「こっちのポルトガルはすごいんすよ。今ホテルにいるけど、エレベーターでも最初に人が乗っていておれが乗り込もうと思ったら『ノー』みたいな。ノーってと思って…。エレベーターの空間を10秒、20秒一緒があかんのや。それやったらあなたどこにも行かれへんやんと」。感染対策のためソーシャルディスタンスに過敏になりすぎている人の行動に納得いかない様子だった。

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