プレミアのスター選手に薬物中毒報道 ドラッグパーティーでの生々しい証言を英紙が報じる

イングランド・プレミアリーグのスター選手に薬物中毒報道が出て波紋を呼んでいる。

英紙「サン」が「イングランドのサッカースターが薬物に夢中になっており、違法なパーティーで酒と混ぜ合わせて摂取している」とショッキングな内容を報じ、欧州各国メディアでも続々と取り上げられている。

同紙は選手の実名を伏せつつ、その実態を詳報。「闇市場でゾピクロンを購入した後、何度もポップ(弾ける)している。そして彼は、違法パーティーの最中に高価なシャンパンとウォッカでそれを飲み込んでいる」。

ゾピクロンとは睡眠薬の一種だが中毒性が強いため米国では違法薬物に指定されている。英国では医師の指示のもと短期間の服用に限って処方が認めらているが、近年〝レクリエーショナルドラッグ〟として問題視されており、政府による管理薬物に指定されている。

報じられた選手は闇サイトで違法に購入した後、夜な夜な地下で行われる隠密のドラッグパーティーに参加して、人体に極めて危険とされるゾピクロンとアルコールの併飲を行っているというのだ。

同紙はパーティー参加者の証言も報道。「彼は暴飲していて(薬物の)空のパケット(小包)を床に放り捨てていた。私は信じられず、彼のチームメートである友人に目を向けた。すると『これが彼が苦労している理由なんだ』と私に言った。彼は錠剤にはまっていて、チームメートや友人は本当に心配している。それが彼の試合に完全に影響しているから」と周囲の心配をよそに、深刻な薬物中毒に陥っている様子が明かされている。

さらに別の関係者は「彼はプレミアリーグの薬物検査で薬の反応が出てこないことを自慢している。彼は毎日服用していて翌日には無気力を感じて能力を最大限に発揮することができていない。他の選手たちは、彼が自分のキャリアを捨てて人生を台無しにすると思っている」と証言。ドーピング検査に引っかからない方法で薬物に溺れており、以前はスター選手として大活躍していたが最近はプレーに支障が出て周囲も気づき始めているという。

サッカーの母国で大スキャンダルに発展しそうだ。

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