巨人の〝超大型新人〟秋広優人 身長だけじゃない!エンゼルス大谷とのビッグな共通点

〝超大型〟新人の秋広

身長2メートルの〝超大型新人〟として話題の巨人のドラフト5位新人・秋広優人内野手(18=二松学舎大付)。スケールの大きさと高校まで続けていた投打の「二刀流」から、しばしばエンゼルスの大谷翔平投手(26)と比べられる。大谷をよく知る古巣の日本ハム関係者に問うと、プレー以外の面でも2人には共通点があるという。一体何が似ているのか――。

デカいだけではない。宮崎で行われた一次キャンプでは紅白戦2試合で7打数5安打と大暴れ。続く沖縄キャンプでは18日の中日戦(那覇)で対外試合初安打を記録し、主将の坂本を「打撃練習で全然僕より飛ばしてましたし、すごいなと。オッと言うのはありましたね」と驚かせ、原監督からも「成長してるねえ。大城だって長打力ある方だけど、大城よりはるかに行ってるんだもん、距離がね」と目を丸くしている。

そのスケールの大きさから、重なって見えるのが現在は米大リーグのエンゼルスに所属する「二刀流」の大谷だ。身長は193センチと〝低い〟が、長身でスラリとしたルックスから秋広も「周りから(大谷に)似てるね、とはよく言われます」。

ゆったりとした構えたから、長身とは思えぬしなやかなスイングを見せる打撃フォームも、大谷とそっくり。秋広は「バッティングですごいなと感じるのは大谷選手。ああいう選手になれるようにしたい」と話し「自分の中では(大谷の打撃フォームを)意識してないです。190㌢超えたら自然とあんな感じになります」と証言。真似ているのではなく、単に〝高身長あるある〟なのだという。

ただ、似ているのは外見や打撃フォームばかりではない。大谷の古巣である日本ハム関係者はこんな共通点を指摘する。
「ニュースなどを見ていると、取材などにも1年目とは思えない落ち着きで対応している。普通はおどおどしてしまうものですけど、あの肝の座り方は大谷君そっくりですよ」

ドラフト前から注目度の高かった大谷だが、連日の取材対応にも冷静に受け答えし、新人離れした落ち着きぶりだったことは記憶に新しい。前出関係者も「急にあれだけの大人に囲まれてもしっかりと話せるんだから、強いメンタルを持ち合わせているんでしょう。あれは強い武器ですよ」と秋広の〝大物ぶり〟に太鼓判を押す。

ドラフト5位と下位指名ながら身長と潜在能力の高さは誰もが認めるところ。〝大谷級〟の肝っ玉を武器に、あとは実戦で結果を残し続けるだけだ。

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