広島・大瀬良がシート打撃で被安打1 森下の前で「変な投球はできないなと思って」

広島・大瀬良

右肘手術からの復活を期す広島・大瀬良大地投手(29)が22日、今キャンプ初めてシート打撃に登板した。長野や田中広らと対戦し、変化球を交えて打者9人に対して投げ被安打は長野に許した中前打の一本のみ。直球の最速は148キロを計測するなど抜群のパフォーマンスで3三振を奪った。

〝初登板〟を右腕は「想像していたよりもいい形で打者に向かっていけた。何の不安もなく終わることができた」と手応え十分。開幕投手を争う森下が一塁ベンチから投球を見守っていたが「変な投球はできないなと思って投げた」と振り返った。

エースの回復ぶりに佐々岡監督も「順調に来ていると思う。1、2球目を見て『おっ!』と思った」と安堵の表情。最初の段階をクリアし、28日の日本ハムとの練習試合(名護)で初の実戦登板となる予定の大瀬良は「試合勘などを確かめながらやっていけたらいい」と腕をぶした。

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