沖縄で10人コロナ感染 浦添のクラスター計46人に【2月23日朝】

 沖縄県は22日、新たに10代から70代までの10人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。累計の感染者数は8093人。県が116例目のクラスター(感染者集団)に認定した浦添市の教育機関では新たに6人の関連が判明し、感染者数は計46人となった。

 新規感染者10人の居住地別は那覇市5人、浦添市3人、南城市と南部保健所管内が各1人。米軍関連の感染者は21、22日とゼロだった。

 県が独自の緊急事態宣言の解除目安に掲げる数値は、20日以降全ての項目で解除条件を満たす水準となっている。宣言期間が始まる前日の1月19日と今月22日時点を比較すると、療養者数は466人、1週間の新規感染者数は510人減少した。病床占有率も30ポイント以上下がり、県の警戒レベルで第3段階の「感染流行期」の水準に落ち着いた。

 県は22日、県内全域で続く午後8時までの営業の時間短縮要請について、石垣市のみ「午後10時まで」に緩和すると発表した。2週間以上感染者が出ていないことに加え、重症者用の病床があることや、感染が発生した場合に保健所が迅速に対応できる体制があることなどを踏まえ判断したという。

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