昨季防御率1点台のジェフレスがナショナルズとマイナー契約

日本時間2月23日、ナショナルズがカブスからフリーエージェントとなっていた救援右腕ジェレミー・ジェフレスとマイナー契約を結ぶことで合意したことが明らかになった。メジャーのロースター入りを果たした場合の年俸は125万ドルで、これに加えて最大125万ドルの出来高が設けられているという。昨季トレバー・ホフマン賞(ナ・リーグ最優秀救援投手)のファイナリスト3名に名を連ねたジェフレスだが、メジャー契約を得ることはできなかった。

現在33歳のジェフレスは昨季カブスで22試合に登板して4勝1敗8セーブ、3ホールド、防御率1.54の好成績をマーク。ただし、BABIPが.161と極端に低いなど、ツキに恵まれた好成績であることも指摘されており、奪三振率6.56、与四球率4.63など投球内容自体は至って平凡だった。このあたりがメジャー契約を得られなかった要因となっているのかもしれない。

ブリュワーズやレンジャーズでセットアッパーないしクローザーとして活躍した実績があり、2015年は72試合に登板して5勝0敗、23ホールド、防御率2.65、2016年は59試合に登板して3勝2敗27セーブ、6ホールド、防御率2.33の好成績をマーク。2018年には73試合に登板して8勝1敗15セーブ、18ホールド、防御率1.29という自己最高の成績を残し、オールスター・ゲームに初選出された。

ナショナルズは今オフ、新たなクローザーとしてブラッド・ハンドを獲得したが、信頼できる救援投手は決して多くなく、ハビー・ゲラ、ルイス・アビラン、T・J・マクファーランド、アーロン・バレットら30代のベテラン投手が招待選手としてスプリング・トレーニングに参加している。ジェフレスもこの競争のなかに加わって開幕ロースター入りを目指すことになるが、これまでの実績を考えると、ジェフレスが競争を勝ち抜いて開幕ロースター入りする可能性は高そうだ。

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