【大相撲】年末にコロナ感染の若隆景「すごい怖いウイルスだと思った」

合同稽古で汗を流した若隆景

大相撲の合同稽古4日目が23日、東京・両国国技館の相撲教習所で行われた。昨年末、新型コロナウイルスに感染した幕内若隆景(26=荒汐)はこの日から参加。関取衆と相撲を12番取るなど「まだ1日ですけど、いい稽古ができたかなと」と語った。

若隆景は昨年12月30日の稽古後に倦怠感があり、翌31日に発熱。PCR検査で陽性判定を受けた。

「全身痛くて、寒気もすごくて。あとやっぱり、熱が上がったり下がったりと。薬を飲んで落ち着いたりするんですけど、すぐ40度近くまで上がったりとかはありました」

2~3日の入院を経て発熱は収まったものの「味覚障害とか嗅覚障害は2週間以上ずっと続きました」。その後、部屋ではクラスターが発生し、師匠の荒汐親方(37=元幕内蒼国来)も感染が確認された。初場所は同部屋の力士全員が全休。若隆景は「すごい怖い病気、ウイルスだなと思いました」と振り返った。

稽古は今月1日に再開。当初は強度を落として調整していたが「相撲取る稽古を始めてから、やっぱりちょっとおかしいなと。息切れというのを少し感じました」という。

それでも3月場所(3月14日初日、国技館)に向けては意欲満々。体調は徐々に回復し「体を動かしながら、ちょっとずつ体力的に戻していけたらいいなと思います」と話した。

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