【J1】震災から節目の10年 仙台・手倉森監督の決意「懸命に勝利に向かって戦う姿を」

仙台・手倉森監督

J1仙台が特別な思いを胸に、2021年シーズンに挑む。

東北地方を中心に甚大な被害をもたらした東日本大震災から今年で10年。当時もチームを指揮していた手倉森誠監督(53)は、23日のオンライン取材で「自分としては(13年以来)J1に久々に帰って来て、古巣の仙台に戻ってきた。仙台にしてみれば、東日本大震災から復興の10年目という節目の年になる」と神妙に語った。

その上で「そういう意味でものすごく期待をかけられている部分がある。11年の開幕が実は広島さんとやったあとに震災が起きた。節目の10年目にまた広島と開幕でやれる。あの時のことを思い出すようなシチュエーションだと思うので、とにかく懸命に勝利に向かって戦う姿を見せて、今年の仙台の可能性を示せるゲームを開幕戦で見せたい」と決意を述べた。

MF佐々木匠(22)も「今年は震災から10年目の節目の年。もう一度復興のために、希望の光となれるようなチームにしたいと思っている」と力強く話した。

同じく仙台を本拠地とするプロ野球・楽天とともに地元の方々に勇気を届ける覚悟だ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社