番記者が開幕ロースター予想【秋山所属レッズ編】

メジャーリーグ公式サイトでは各球団のビートライター(番記者)が担当球団の開幕ロースター26人を予想している。秋山翔吾が所属するレッズの担当はマーク・シェルドン記者。今オフのレッズは遊撃手の補強を最優先課題としながらも、有力な遊撃手を獲得することはできなかった。年俸総額削減の方針もあり、どちらかというと戦力アップよりも戦力ダウンの印象のほうが強いレッズだが、開幕ロースター26人はどんな顔ぶれになるだろうか。

シェルドン記者の予想は投手13人、野手13人の合計26人。外野は秋山、ニック・カステヤーノス、ニック・センゼル、ジェシー・ウィンカー、アリスティデス・アキーノの5人の名前が挙げられている。シェルドン記者は「センターは左打ちの秋山と右打ちのセンゼルのプラトーンとなる可能性がある」と指摘。この場合、左翼にウィンカー、右翼にカステヤーノスが入り、アキーノが控えということになる。もし指名打者制が採用されれば、ウィンカーが指名打者に入り、秋山は左翼での出場機会が多くなるかもしれない。

捕手は昨季のゴールドグラブ賞受賞者、タッカー・バーンハートが正捕手を務め、昨季デビューしたタイラー・スティーブンソンがベンチに控える。打撃力ではスティーブンソンに分があるため、守備力の向上次第ではスティーブンソンの出場機会が大きく増加する可能性もある。

内野は一塁ジョーイ・ボットー、二塁マイク・ムスターカス、三塁エウヘニオ・スアレスの3人は不動だが、正遊撃手がいない。有望株のホゼ・ガルシアにはマイナーで経験を積ませる方針のため、シェルドン記者はユーティリティのカイル・ファーマーを開幕時の正遊撃手として予想している。ユーティリティとしての開幕ロースター入りを予想されているディー・ストレンジ・ゴードン、アレックス・ブランディーノの2人にもチャンスがありそうだ。

先発はソニー・グレイ、ルイス・カスティーヨ、タイラー・マーリー、ウェイド・マイリー、マイケル・ロレンゼンの5人。トレバー・バウアーが抜けたものの、グレイとカスティーヨのトレードが実現しなかったため、ある程度のクオリティは維持している。5番手はロレンゼンとテジェイ・アントーンの争いとなる。

ブルペンはショーン・ドゥーリトル、アミール・ギャレット、ルーカス・シムズ、ジェフ・ホフマン、ホゼ・デレオン、サル・ロマノ、ノエ・ラミレスに先発ローテから漏れるアントーンを加えた8人。ドゥーリトル、ギャレット、シムズの3人がクローザーの座を争う見込みだが、シェルドン記者は「相手打者との相性に合わせて3人を使い分ける可能性がある」と述べている。

© MLB Advanced Media, LP.