レアル・マドリードがFWウーデゴールの移籍金を100億円に設定 市場価値とのズレにも強気の理由は…

マルティン・ウーデゴール(ロイター)

スペインメディア「デフェンサセントラル」は、英メディアの情報をもとにし、スペイン1部レアル・マドリードがイングラド・プレミアリーグのアーセナルにレンタル移籍させたノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴール(22)を、移籍金8000万ユーロ(約101億6000万円)で売却する準備があると報じた。

「神童」と呼ばれるウーデゴールは今季、レンタル先のスペイン1部レアル・ソシエダードからRマドリードに復帰するも、ジネディーヌ・ジダン監督(48)の信頼を得らず、出番はわずか。そこでクラブに移籍を直訴し、1月にアーセナルに期限付きで加入した。ただ、今季終了後、アーセナルが完全移籍で獲得する場合、移籍金として8000万ユーロを求められているという。

すでにウーデゴールはジダン監督が来季も続投した場合、他クラブに移籍すると報じられているが、この移籍金が障害となりそうだ。実際に、スペイン紙「アス」はウーデゴールの評価額を4500万ユーロ(約57億1000万円)とし、アーセナルでも大きな活躍がないことから4000万ユーロ(約50億8000万円)に値下がりしたと報じていただけに、8000万ユーロは法外な要求と言える。

Rマドリードとすれば、もともと売却したくない選手のため、高額の移籍金を設定したとみられるが、ウーデゴールが他クラブに移るには、今季中にアーセナルで大活躍し、移籍金に見合うプレーを見せるしかないようだ。

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