登下校の“支え”に感謝 スクールバス運転手に花束 西陵高3年生

県営バスの歌「走れ青バス」が流れる中、生徒から花束を受け取るスクールバスの運転手ら=諫早市、県立西陵高

 長崎県諫早市の県立西陵高でスクールバスを利用する3年生らが卒業を前に、授業で登校する最後の日となった22日、感謝の気持ちを込めて運転手に花束を贈った。
 同校では約300人がスクールバスを利用。登校便7本、下校便9本の運行を県営バスに依頼している。本年度は新型コロナウイルス感染拡大に伴う休校、大雨や雪などでの一斉下校時に臨時便を運行した。
 この日、校内のバス停前に6台が並び、中田小春さん(18)が「3年間ありがとうございました」とあいさつ。生徒や職員らが見守る中、3年生6人が運転手らに花束を手渡した。中田さんは取材に対し「バスの中で友人と話す時間がとても楽しかった」と思い出を話した。
 諫早営業所の運転手、山下弘文さん(60)は「普段からあいさつやありがとうの言葉を頂いており光栄。今後も周囲に感謝の気持ちを持ち、これからの人生を頑張ってほしい」とエールを送った。

 


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