イタリア1部ユベントスの元同国代表GKジャンルイジ・ブフォンは43歳になった現在もトップアスリートとして存在感を放っている。
2006年ドイツW杯で母国の優勝に貢献し、世界ナンバーワンGKと言われたが、この5、6年は現役引退が各メディアで報じられている。それでも過去の実績に頼ることもなくトップフォーマンスを維持。最前線で活躍しているが、イタリア「スカイスポーツ」のインタビューで今後、大きな決断を下すための判断基準について語った。
ブフォンは「現役を続行しますか? 毎週ジャンプの幅と高さを測定します。ジャンプがうまくいっていることがわかる限り、続けます。レベルが良い限り、プレーを続けます」と、チームにとって最後の砦となるGKに欠かせないスキルの跳躍力を重要視しているという。
年齢とともにフィジカルや回復力は低下するものだが、日々の鍛錬でコンディションを維持できている限りは現役を続けていく構えなのだ。
「私は這うことによって目標を達成するのではなく、もっとジャンプすることによって達成します。これが私の持っている最大の満足と最大の誇りです」(ブフォン)。低い目標を設定するのではなく、高いレベルを目指していくことで40歳を超えても現役を続けられているといえそうだ。