【K-1】王者・山崎秀晃が圧巻のミット打ち「トレーナーさんが手首を痛めてくださってます」

トレーナー(右)のミットに蹴りを叩き込む山崎(ⓒK-1)

立ち技格闘技「K-1」の年間最大イベント「K’FESTA.4 Day.1」(3月21日、東京ガーデンシアター)に臨むK―1スーパーライト級王者の山崎秀晃(34)が、圧巻の勝利を予告だ。

スーパーファイトで対戦する不可思(29)戦に向け、神奈川・相模原市内で練習を公開。元ヘビー級戦士の高萩ツトムトレーナー(38)の構えるミットに破壊力抜群の打撃を打ち込み「34歳になりましたけど、パンチ力が上がってる実感はめちゃめちゃありますね。ミットを打ってても、本当に気持ちいいです。トレーナーさんが、ありがたいことに手首を痛めてくださってます」と笑顔をのぞかせた。

昨年は飛躍の1年だった。9月に安保瑠輝也(25)を破りスーパーライト級王座を奪取。悲願のK―1王座を手にした試合は「K―1 AWARDS 2020」でベストバウト賞に選ばれた。だが目標とする「K―1王座像」に向けた戦いは、まだ始まったばかりだ。

「理想のK―1チャンピオンは魔裟斗さんです。いかなる時でも強気の発言をして、常に前に出るファイトスタイルを見てきて、魔裟斗さんに憧れて、魔裟斗さんのような選手になりたくて東京に来たので。チャンピオンベルトを巻いた今からが本当のスタートですよ。『ゴールデンフィスト・山崎秀晃』らしい勝ち方、見せ方をプロフェッショナルとしてお届けしたいと思ってます」と語気を強めた。

「今回の試合のテーマは『圧倒』です。観客の皆さんに『やっぱり山崎の試合だったな』と言わせる試合をしないといけないですし、もちろん倒して勝ちます」。34歳の王者が大会の主役を狙う。

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