ソフトバンクの愛されるベテラン・高谷が新ニックネーム「ジョリ」承諾 グッズ化にも期待

「ジョリ」と呼ばれているソフトバンク・高谷

ソフトバンク宮崎春季キャンプ最終日の26日、球団公式インスタライブに高谷裕亮捕手(39)が登場した。工藤監督からの信頼も厚いベテランは、場を和ませるおなじみのキャラクターを発揮し、加藤和子オフィシャルリポーターと夫婦漫才のような洗練された掛け合いを実践。ファンからの質問にも硬軟織り交ぜた〝配球〟で受け付け、時間いっぱいに楽しませた。

今キャンプは無観客開催で、ファンとの交流が制限される中でのインスタライブ。度量の大きい高谷らしいサービス精神に満ちた交流だった。「後輩がイジってくれるので本当にありがたいです」と、上林誠知外野手(25)が自身のことを躊躇なく「ジョリ」という愛称で呼んでいることを報告。ファンから球団などに送られてくるイラストでは、青ヒゲが特徴的に描かれることが多いということもあり、どうやら青ヒゲ由来で「ジョリ」と呼ばれているようだ。昨季までユーティリティープレーヤーとして活躍し、今年1月から球団広報に転身した西田哲郎氏からも「ジョリ」と呼ばれていることを告白した。

ライブ中には、その西田広報が青ヒゲを自身の口周りに書いて登場する爆笑シーンもあり、ファンを大いに盛り上げた。新米広報の機転の利いた動きに「すごいわ。さすが!」とベテランもノリノリで「ジョリ」襲名に色気を見せ、視聴中のファンも「ジョリジョリ」「ジョリ太郎」「ジュリ&ジョリ」などと反応。最後は「新しいニックネーム、ジョリでいいですよ」と承諾し、チームとファンに浸透すれば「ジョリグッズ」の登場にも期待を寄せていた。

助っ人砲のジュリスベル・グラシアル内野手(35)がホームランを打った際に行うシャドーボクシングのKOパフォーマンスの相手役としても欠かせない高谷。シーズンを通して「ジュリ&ジョリ」コンビが健在であることがチーム力にもつながるだけに、今キャンプは昨年11月に手術した左ヒザのリハビリ調整に励んできた。24日にはB組練習試合のオリックス戦に先発出場して守備についた。

「福岡に先に戻りますが、早く復帰できるように準備していきます」とファンに約束した高谷。チーム野手最年長が、今年も唯一無二の存在感で常勝軍団を支えていく。

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