東日本大震災から10年 復興を支援した大手信金を表彰

間もなく東日本大震災の発生から10年を迎える中、震災後の福島県内の経済再生を後押ししてきたとして、東京都内に本店を置く大手信用金庫が表彰を受けました。

地域活性化などの企業活動をたたえる福島民報社の「ふくしま産業賞」の表彰式が2月26日、東京・品川区で行われました。

今回、復興貢献賞を受賞した城南信用金庫は、毎年開催している全国規模の商談会や、福島県内の自治体と連携して地域振興のイベントを開催するなど、これまで復興支援を後押ししてきたことが評価されました。また、震災の記憶を風化させず未来へつないでいくことを目的とした報道写真パネル展が、城南信金の本店で始まりました。城南信金の川本恭治理事長は「東京でもできることがあるのではないかという思いで、パネル展を開催することにした。"密”にならないようにしつつ多くの人に見てもらい、震災をいつまでも忘れずにみんなで協力して復興に向かっていければ」と話しました。

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