新潟県長岡市に株式会社ジョイゾー(東京都)がサテライトオフィスを開設

改装中の(株)ジョイゾー長岡サテライトオフィス

株式会社ジョイゾー(東京都江東区)が新潟県長岡市にサテライトオフィスを開設する。長岡市では、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴うテレワーク推進や、サテライトオフィス解説などの地方分散の流れを捉えるため、今年度から「長岡市サテライトオフィス等関連促進事業補助金」を創設するなど首都圏企業のサテライトオフィスの誘致に取り組んでいる。今回、ジョイゾーが補助金活用第1号となる。

ジョイゾーは、クラウドサービスを提供するサイボウズ株式会社(東京都中央区)のクラウドサービスをベースとしたシステム開発と連携サービスを提供している。ジョイゾーでエンジニアとして働く社員2名が長岡市に居住していることから、開発拠点として北海道釧路市に続き全国で2箇所目のサテライトオフィス開設となった。

このサテライトオフィスは、普段長岡市の自宅でテレワークを行うジョイゾーの社員が打ち合わせに使用したり、場所を変えて仕事をしたい時や、県外から訪れた社員が長岡の観光を楽しみながら仕事もできるワーケーションスポットとしても活用できるという。また、地元の学生やエンジニアが集まり、交流することができるコミュニティスペースとしての活用も検討している。実際にエンジニアと交流することで、未来を担う学生達に刺激を与え、より優秀な人材の育成に期待ができる。

「働く場所は東京じゃなくてもいい」と話す同社代表取締役の四宮靖隆氏。コロナ禍により働き方が変化する中でリモートワークのためのツールが日々充実してきているため、時間・場所にとらわれずに愛着のある地元で東京をはじめ全国・全世界の仕事に取り組める時代となった。

「弊社では社員の採用というところに関しては場所という括りは一切考えていないため、社員にゆかりのある土地にこれからも拠点を置いていきたい。今回は長岡市に拠点を置くこととなったが、サテライトオフィス・ワーケーションスポットとして長岡市のエンジニアや学生の交流の場としてぜひ利用していただきたい」と四宮氏は話した。

ジョイゾー長岡サテライトオフィス(仮称)は現在改装中。3月中に完成する見通しだという。

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