まずは先発ローテーション入りへ、確実に前進した。阪神・藤浪晋太郎投手(26)が27日の練習試合・中日戦に2番手で登板。3回1失点で好アピールを見せた。
登板直後に対戦となった4回の先頭・京田への2球目に158キロを計測するなど武器の直球だけでなく「カットでもカウント取れましたし、スプリットもよかった」と変化球の切れも冴えた。
3イニングで毎回、走者を背負ったが失点は4回一死三塁から阿部の遊撃強襲安打で失った1点のみ。3安打を浴びたが、2奪三振に加え、与えた四球は6回の京田のみ。制球力は確実に向上しており、4回から6回まで16球、13球、13球とイニングごとの投球数にもテンポの良さが表れた。42球を投げた降板後にはブルペンに直行。「少し気になるところがあったので…」と〝おかわり〟で投げ込むなど、持ち前の向上心も健在だった。