広島ドラ3・大道 守護神に大抜擢も! 佐々岡監督「候補であることは確か」

無失点投球が続く広島・大道

広島のドラフト3位・大道温貴投手(22=八戸学院大)が守護神候補に浮上した。27日に行われた巨人との練習試合(那覇)では9回のマウンドに登場。最速149キロを計測した直球を軸とした投球で陽を遊ゴロ、八百板を左飛、石川を二直に抑え三者凡退で役目を終えた。

この日の零封で3戦連続無失点のルーキー右腕は「永川さんが『どの回を投げても、点を取ったあとでもやることは変わらない』とずっと言っているので、その気持ちを持って投げた」と振り返った。度胸満点の投球で評価急上昇中の大道について、首脳陣は守護神起用すら見据えている。佐々岡監督は試合後「今日は負けてるところの9回だったが、勝っている場面で投げてどうなるか。(抑えの)候補であることは確か」と明かした。

新人が抑えを務めることになれば大抜擢となるが、ルーキー右腕は早くもシーズン本番に照準を合わせている。この日のマウンドでは「力を入れすぎるのではなくて、次の日も試合があると思って投げた」と連投を想定した投球を行っていたというから驚きだ。「結果を出し続けることがプロ野球選手としての仕事だと思っている。負け試合でも勝ち試合でも一緒の気持ちで投げたい」という大道。新人ながらすでにチームに欠かせない戦力となりつつある。

© 株式会社東京スポーツ新聞社