【柔道】増地克之監督 阿部詩に期待「寝技を見せられれば」GSタシケント大会へ出発

出国前に取材に応じた増地克之

柔道のグランドスラム(GS)タシケント大会(3月5~7日、ウズベキスタン)に出場する日本選手団が27日、羽田空港から出発。増地克之女子代表監督(50)がオンラインで出国前取材に応じた。

今大会には女子選手を7人派遣し、4人が五輪代表となる。この理由について「これまで(コロナで)大会見送りなどもあり、ようやくこの試合にこぎつけた。五輪を逆算してリミットではと考えた」と述べた。

参加意義に関しては「各自取り組んできたことの確認と外国人の現状を知ること。どれぐらい力をつけているのか把握しておきたい」と狙いを明かした。

また補欠選手を含めた全7階級の選手を派遣するが「代表選手がコロナで試合に出られないということも想定しないといけない。代表選手だけでなく、補欠も強化していく」と、現在の世界的な状況を鑑みての考えを示した。

ほとんどの選手が昨年2月のGSデュッセルドルフ大会以来、約1年ぶりの大会となるが、52キロ級代表の阿部詩(20)については「今回(オデット)ジフリダ(26=イタリア)はエントリーしているが、コソボ、フランスの強豪の出場がないので、まずは現状を知ること。寝技に力を入れて取り組んでいるので、試合で見せられれば」と期待を寄せた。

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