社会学者の古市憲寿氏(36)が28日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演。韓国で相続く「いじめ告発問題」について自身の見解を語った。
韓国のバレーボール女子代表選手で、人気美人双子と知られる李在英(イ・ジェヨン=24)と李多英(イ・ダヨン=24)が中学校時代のいじめを告発され、代表チームから無期限の追放処分、所属チームも無期限で出場停止処分となった。
芸能界でも、日本で話題となったドラマ「愛の不時着」や「梨泰院クラス」に出演した俳優2人にもいじめ疑惑がネット上で浮上。事実無根として投稿内容を否定し、名誉棄損として法的措置を取る意向を示している。
古市氏は「いじめっていう言葉はあまり好きではない」と断言。さらに「今回の件だって、いじめと言いながら暴行や恐喝など刑事犯に問える犯罪みたいなことをやっている」と指摘した。
一方で「刑事事件や刑事犯にも時効が存在する。『いじめ』という曖昧な言葉で、しかも子供の頃のいじめとかってしてしまうと、時効が無くなってしまう。いつまでも人が人を許せないのは違う」と持論を展開。
多くの子供たちがスマートフォンを持っていることに言及した上で「こうした事件はもっと増えると思う。子供たちは動画や写真を撮りまくっている。子供の頃、いじめられた時に動画などを残して、その子が有名人になった後から復讐っていうのがもっともっと起きる」とコメントした。
最後は「これから映像が増えていく時代に、ちゃんと時効っていうことを広めていかないと、人が人を復讐しやすい社会になって少し気持ち悪いなと思う」と懸念を示した。