この先一週間で、特に注意が必要な日は、2日（火）。全国的に荒れた天気になるおそれがある。

　また、その先週末にかけても短い周期で天気が変わる見込みで、数日おきに天気が崩れる所が多くなりそうだ。

2日は関東もおよそ半月ぶりのまとまった雨に

　1日（月）から2日にかけて、低気圧が発達しながら日本海へ進み、低気圧から伸びる寒冷前線が日本付近を通過していく見込み。このため、雨の範囲も各地に広がる見通し。特に広い範囲で雨となるのは2日で、雷を伴って雨脚の強まる所もありそうだ。

　また、北海道では湿った雪が降り、雪の量が多くなる可能性がある。

　さらに、全国的に風が強まるため、荒れた天気になるおそれもある。関東など、空気の乾燥が続いていた地域には久しぶりのまとまった雨となるが、雨や風の強まりには注意が必要だ。

寒さが戻る日も

　3日（水）の後半から4日（木）にかけて、本州付近は高気圧に覆われるものの、足早に高気圧は東の海上へ離れるため、週末にかけて天気は短い周期で変わる見込み。

　また、この先一週間、気温は平年並みか平年より高い所が多いが、2日の前線通過後は一時的に冬型の気圧配置になるため、週の中頃は晴れる地域でも風が冷たく感じられる日がありそうだ。こまめに気温の予想も確認し、服装選びには注意したい。また、雨の日の翌日などを中心に花粉が大量に飛ぶおそれもあり、万全な花粉対策も必要だ。

（気象予報士・佐々木聡美）