DDTのアイアンマンヘビーメタル級選手権で前代未聞の珍事だ。28日の東京・後楽園ホール大会の王座戦は、王者のザ・ヤング・バックス自伝「キリング・ザ・ビジネス」に、平田一喜(33)、男色ディーノ(43)、アントーニオ本多(43)、赤井沙希(34)が挑む5WAYマッチとして行われた。
リング中央で微動だにしない王者に挑戦者が次々と襲い掛かりフォールするも、カットの連続で誰も勝利をつかめない。赤井が王者をディーノの尻につきたてるなど混乱状態になると、平田が控室に戻り、2006年に赤井が出した写真集「LIP Hip Shake」を持ってリングに登場した。
ここぞとばかりにディーノの尻にぶち込むも、これにより写真集が帯電しパワーアップしてしまう。するとなぜかディーノと本多の同士討ちの間に自伝本の上に重なる形となり、そのまま3カウント。なんと赤井の写真集が新王者となった。
試合後には平田が写真集に襲い掛かるも、異様なパワーでの逆襲に合う。ここで写真集の持ち主である伊橋剛太(37)がリングになだれ込み「俺の沙希ちゃんに何してくれとんのじゃ!」と叫びながら写真集を抱きしめ、控室にとんぼ返り。
果たして今後この王座戦はどういう展開を見せるのか…。