【3月場所】新番付発表 白鵬が“春連覇”を狙う

白鵬

大相撲3月場所(14日初日、東京・両国国技館)の新番付が1日、発表された。新型コロナウイルス禍で例年の大阪から東京開催へ変更となる中、注目は復活Vを目指す横綱白鵬(35=宮城野)だ。昨年は1場所しか皆勤できず、11月場所後の横綱審議委員会では史上初の「注意」を決議された。

思わぬアクシデントもあった。1月の初場所はコロナに感染して全休。1週間以上の入院生活を余儀なくされ、筋力やスタミナは大きく落ち込んだ。それでも少しずつ体力を取り戻すと、2月の合同稽古では幕内力士と2日連続で相撲を30番取って復調をアピール。本人も「土俵勘とか、そういったものが戻ってきている」と復活へ向けて好感触を口にしている。

昨年春場所の優勝を最後に休場が続き、その間は関脇が1回、平幕が2回優勝するなど大混戦が続いている。優勝44回を誇る大横綱は「“春連覇”を目指している。(3月場所は)東京では初めて。初めてというのは好きなので」と意欲満々。再び土俵に立ち、番付の秩序を取り戻せるか。

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