ガガの愛犬が無事保護 犯人は知らずに盗んで焦って解放?

レディー・ガガ(ロイター)

米歌手レディー・ガガの愛犬が戻ってきた。愛犬3匹を散歩させていた散歩代行業の男性が何者かに銃撃され、うち2匹が盗まれた事件で、2匹は26日(日本時間27日)にロサンゼルス市警に保護された。現場から数キロ離れた路地のポールに縛られていたのを、女性が見つけ、警察に届けたという。女性は事件の報道を見ており、愛犬のことを知っていた。警察によると、女性は事件に関与していないという。

映画の仕事でローマに滞在中のガガは、犬が保護される前、50万ドル(約5300万円)の懸賞金をかけており、女性に支払ったとみられる。散歩代行業者の命に別条はなく、快方に向かっている。

米芸能サイト「TMZ」などによると、犯人はガガの犬と知らずに盗んだ可能性が高いという。

24日夜、犬を預かっていた散歩代行業者は、ガガ宅とは無関係のエリアで散歩。ナイトスポットであるサンセット通り交差点が夜でも明るい場所で、犯人はそこで高級な犬であることを確認したとみられる。そこから徒歩10分ほど離れた暗い住宅街で待ち伏せし、代行業者を銃撃し、犬を盗んだ。警察が防犯カメラなどで調べた犯人の足取りなどから、ガガの犬とは分かっていないはずというわけだ。また、24日夜以降、ガガに身代金要求は一度もなかったという。

米国でフレンチブルドッグの人気は急上昇しており、転売や繁殖目的での誘拐が増えていた。キッドナップ(誘拐)ならぬ、「ドッグナップ」という言葉があるほどだ。

盗んだ後にガガの犬と知り、あせって解放したのかもしれない。

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