長男の接待問題追求でイラ立つ菅首相「感情で人事をしたことはない」と猛反論

菅首相

山田真貴子内閣広報官(60)が1日に辞職した件について、菅義偉首相(72)が衆院予算委員会で言及した。菅首相は「昨日、病院を受診して2週間程度の入院が必要となった。入院先から辞意があり、やむを得ないと判断した」と述べた。立憲民主党の枝野幸男代表からの「先週の段階で辞めてくださいとお願いすべきだったのでは」との問いに答えたもの。

山田氏を含め総務省幹部らは菅首相の長男・正剛氏から接待を受けていた。菅首相はこの日も「家族が関係して結果として公務員が国家公務員倫理法に違反する行為をすることになったことを、国民の皆様に深くお詫び申し上げる」を繰り返した。

また、立憲民主党の山井和則衆院議員から「菅首相の息子がおられるお誘いで、これを断ると左遷されるんじゃないか。山田広報官も断れなかったのではないか」と問われると、菅首相は「私は承知している立場ではありません」と一言。

しかし、左遷という言葉には敏感に反応し「官僚の左遷をするという話ですが、感情で人事をしたことはない。政策で人事をやっています。(政策に)反対する人を置いていていいんですか?」と山井氏に逆質問。「政策です。感情じゃないんです」と反論した。

山田氏辞任は菅政権にとって大ダメージになりそうだ。

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