【バスケ】「ドリームチーム」や八村塁、渡辺雄太の代表合流に “障害” も 東京五輪の日程発表

日本代表での活躍も期待される八村(ロイター=USA TODAY Sports)

東京五輪の男女バスケットボールの日程が1日に発表された。7月25日から予選ラウンドが行われるが、NBAのプレーオフによっては米国「ドリームチーム」の選手編成や、八村塁(23=ウィザーズ)、渡辺雄太(26=ラプターズ)のメンバー入りが見込まれる日本代表にも影響があるかもしれない。

バスケット競技は7月25日から予選ラウンドを開始。初日は米国VSフランス戦。翌26日には日本VSスペイン戦が行われる。

ただ、NBAの年間王者を決める「ファイナル」が最長で米国時間の7月22日(日本時間23日)まで予定されている。五輪出場選手に対する、新型コロナウイルスによる日本入国時の検疫や入国後の隔離がどうなるかは現時点では不透明。さらに「ファイナル」に進んだチームの選手が五輪に出場するのは、コンディション的にも非現実的だ。

その影響を受けるのは米国「ドリームチーム」だけ…とは限らない。

NBAのプレーオフは通常だと東西両地区のレギュラーシーズン上位8チームが進出する。それが今年は6位までは自動進出。これに加えて7~10位のチームによる「プレーイン・トーナメント」を実施して8チームを決める。そのため現在東地区7位のラプターズや同12位のウィザーズともに進出の可能性がある。

プレーオフが始まるのは5月23日からだが、勝ち進むほど日本代表への合流は遅れることになる。八村と渡辺が代表で最後にプレーしたのは2019年9月の中国W杯。当時の八村はNBAでまだサマーリーグにしか出場しておらず、渡辺もグリズリーズ所属で出場機会に恵まれていなかった。その後の経験で格段の成長をしているだけに、他の選手と一緒に練習する時間は確保したい所だが…。

八村と渡辺にとって最優先はNBAでより良い成績を残すこと。一方でファンとしては地元の五輪での活躍も見たいだけに、悩ましいところだ。

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