近畿で「春一番」 午後は冷たい北風に 気温差に注意を

きょう2日(火)午前、大阪管区気象台は、近畿地方で春一番が吹いたと発表した。  日本海中部付近に低気圧があり、発達しながら東北東に進んでいるため、近畿では南よりの風が強まり、朝にかけて気温も高くなった。

午前8時までの最高気温は、大阪で16.5℃(午前2時31分)、神戸17.1℃(午前2時44分)。

最大瞬間風速は、午前8時前に和歌山で18.3メートル(南南西)、彦根で午前2時すぎに13.6メートル(南)など。

 前線の通過に伴い、近畿では北寄りの風に入れ替わりつつあり、午前10時の段階で、西から気温が下がり始めている。午後は強い北風により、寒くなる地域が多いため注意が必要だ。  

 なお、今年は2月4日(木)に、関東で統計開始以来もっとも早い春一番が吹き、2月20日(土)には北陸、東海、中国、四国、九州北部でも春一番が吹いたと発表があった。

春一番について

 近畿地方における「春一番」の発生日は、おおむね以下の目安を満たした最初の日を基本として総合的に判断している。 1 期間 立春(2月4日ごろ)~春分(3月21日ごろ)まで。 2 気圧配置 低気圧が日本海にある。 3 風向・風速 南よりの風が吹き、最大風速8メートル以上。 4 気温 最高気温が平年値より高い(または前日値より高い)。

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