PAOK香川真司が激白 クロップ&ファーガソン、ルーニーへの赤裸々な思い明かす

PAOK香川真司(ロイター)

ギリシャ1部PAOKの元日本代表MF香川真司(31)が、かつての恩師やライバルについて熱く語った。

香川は世界中でスポーツを通じた社会貢献活動に取り組むローレウス財団(本部ロンドン)でアンバサダーを務めており、同財団によるインタビューに応じた。

これまで指導を受けてきた名将との思い出も振り返り、ドイツ1部ドルトムント時代に指導を受けたユルゲン・クロップ監督(53)は「当時クロップはまだ若手監督でこれからという時。ドイツ国内で注目を受けていたけど、世界的にはそこまで注目されていなかった。僕も怖いもの知らずで何も恐れることはなかった。知らないから」と近い距離感で接することができたそう。「選手への愛を感じる人。常に選手のことを考えて、自分たち選手がピッチで戦う上で、大事な時に常にサポートしてくれて、自分たちが何の迷いもなくピッチに出ることができた。あの監督について行けば恐れることは何もないと思わせてくれる」と選手のモチベーションを高める手腕に長けていることを強調した。

イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド時代のアレックス・ファーガソン監督(79)については「誰もが知る監督で、誰もがリスペクトする監督。移籍する前にマンチェスターのホテルでお会いして、その時に感じたオーラや人柄に圧倒された。ハーフタイムに怒鳴り散らかして、ウェイン・ルーニーやライアン・ギグス、ポール・スコールズが何も言い返せないのを見て、この人はとても偉大な人なんだなと。ものすごい勢いで毎試合怒鳴り散らかしていたので」と伝説の名将の迫力に圧倒されたという。

マンチェスターUで同僚だったルーニーは今や指導者に転身してイングランド2部ダービーを指揮。「成功していずれユナイテッドを率いて欲しい。彼は間違いなくそれだけのパーソナリティーや実績、経験を持っている。ここからまたサクセスストーリーを作っていくと思うので楽しみ」と今後に大きな期待を寄せた。レジェンドたちとの日々を胸に、香川にももう一花咲かせてもらいたいところだ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社