【ダイキンオーキッドレディス】練習ラウンドは中止も予定通り4日開幕 1年3か月ぶりの有観客

リモート会見を行った小林浩美会長(JLPGA提供)

大会関係者に新型コロナの陽性者が出たため、3日の練習ラウンドが中止となった国内女子ゴルフのシーズン再開初戦「ダイキンオーキッドレディス」だが、4日からの本戦は予定通り有観客で開催されることが決まった。

3日正午ごろから主催者と日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の小林浩美会長がリモートで会見し、経緯などを説明。会場の仮設物設営にかかわるスタッフの1人が、PCR検査で再検査となっていたにもかかわらず、現場で作業を行い、2日夜に陽性が分かったという。

個人情報に配慮し、検査結果は約30あるセクションごとに管理。事務局としては2日夜まで再検査となっていることを把握していなかった。

小林会長は「今後の大会で同様のことが起きないよう情報共有のやり方を見直すなど、対策を徹底していく」と話した。

会場の消毒作業はすでに終了。濃厚接触者もいないことから大会は予定通り開催する。有観客は1年3か月ぶり。ギャラリーは1日1000人を上限とする。

今大会ではこれまでに1170人がPCR検査を受け、陽性は前出のスタッフを含めて2人。もう1人は事前に陽性が判明したため、大会には関与していない。

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