山尾志桜里議員 緊急事態宣言延長に反対「空気や政局で決めないで」

山尾志桜里議員

元検察官で国民民主党所属の“政界のアニー”山尾志桜里衆院議員(46)が3日、ツイッターを更新。政府が緊急事態宣言の2週間延長を決めたことに異を唱えた。

山尾議員は「そもそも解除目標は、東京都で1日新規陽性者500人、国基準でステージ3。現在、新規陽性者263人(7日平均)、国基準でステージ2~3」と現状を分析。「都民は基本的な目標を達成したのだから緊急事態宣言を解除すべきだ。空気や政局でゴールポストを動かすのはよくない」と意見した。

山尾議員は東京都のコロナ関係の算定基準があいまいなことを問題視しており、小池百合子都知事(68)の説明不足を指摘してきた。

その小池都知事は新規感染者が高止まりの状況に「もう1段、ギアを上げないと、間に合わない」と話しているうえ、千葉県の新規感染者が一時、東京を抜く事態になってしまった。そのため、政府はやむなく苦渋の決断を迫られることになった。日本医師会の中川俊男会長(69)も、宣言の延長を支持している。

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