前園氏が「ネットいじめ、カッコ悪い。」Jリーグの動画で25年前のCMを再現

Jリーグの啓発動画に出演した前園氏(提供写真)

Jリーグは4日、元日本代表MF前園真聖氏(47)を起用したSNSによる誹謗中傷防止のための啓発動画「ネットいじめ、カッコ悪い。」を公開した。

SNSの普及などにより、人格を否定するような誹謗中傷がよる社会問題化。スポーツ界もその例外ではなく、クラブや選手に対する誹謗中傷が大きな問題となる中、Jリーグでは少しでも抑制するため、前園氏を起用した動画を制作したという。同氏は1996年に公共広告機構(ACジャパン)のテレビCMに出演し「いじめ、カッコ悪い」とのフレーズで注目を集めたが、25年ぶりに再現された格好だ。

前園氏は「25年前には違う形で社会に問題提起をさせてもらって、今はスポーツ界でも社会でもネットでの誹謗中傷の問題がすごく深刻なものがあるので、自分の言葉で皆さんに語りかけるじゃないですけど、そういう思いでやらせてもらいました」とコメント。

さらに96年当時のCMについて「『いじめ、カッコ悪い。』とか言っていましたが、僕がかっこ悪かったですね、今見ると(笑)あんな感じでよくやっていたなって思いました(笑)もう少し紳士的に…あの時の自分に言い聞かせてやりたいですけど」と振り返っていた。

前園が出演した啓発動画はJリーグ公式ユーチューブチャンネルと、今季のJリーグ全試合会場で流される予定という。

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