阪神ドラ1・佐藤輝に今後も“最強2番打者”起用の可能性 井上ヘッド「ベスト模索したい」

ソフトバンク戦に向けて調整した阪神・佐藤輝

〝虎史上最強の2番打者〟マジであるぞ! 阪神のドラフト1位ルーキー・佐藤輝明内野手(21=近大)が今後のオープン戦で2番打者として起用される可能性が高まってきた。

4日に行われた全体練習終了後、報道陣の取材に応対した井上ヘッドは「(佐藤輝の)2番起用? あるよ。あす(5日のソフトバンク戦)は3番で出す予定だけど、今後はいろいろと考えながら何がベストなのか模索したい」と明言。米メジャーリーグでは、チーム最強打者を2番で起用することが常態化。近年では日本球界でも巨人・坂本やDeNA・ソトのようなスラッガーが2番を務めるケースが増えてきた。

阪神は伝統的に、犠打や小技に長けた「つなぐタイプ」の打者を2番に配置することが多かった。それだけに佐藤輝のような長距離砲が2番に座るとなれば、球団史に残る、ちょっとした「革命」となる可能性も高い。2年連続で盗塁王に輝いたリードオフマン・近本との1、2番コンビも他球団バッテリーにとっては間違いなく脅威だ。

常々メジャーリーグ好きを公言してきた佐藤輝だけに、2番という打順はテンションの上がる〝出番〟になることは間違いなし。今後のオープン戦、そして公式戦での快進撃に、より一層の期待が集まる。

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