【新型コロナ】医療従事者向けのコロナワクチン、神奈川県内で配送始まる

優先接種を控えて横浜市立大学付属市民総合医療センターに配送されたワクチン=4日午前11時ごろ、横浜市南区

 新型コロナウイルスのワクチン接種を巡り、神奈川県内の医療従事者ら向けのワクチンの配送が4日、始まった。準備が整った医療機関から随時、接種を始める。

 横浜市立大学付属市民総合医療センター(同市南区)では同日午前11時ごろ、米製薬大手ファイザー製ワクチン1箱が冷凍車で配送された。ドライアイスが詰められた専用の冷凍ボックスに入れられた状態で到着。薬剤師らが慎重に梱包(こんぽう)を解き、約マイナス75度に設定したディープフリーザー(超低温冷凍庫)に運び入れた。

 同病院では来週から医師や看護師らを対象に接種を始める予定としている。院内で働く3千人弱のうち接種を希望する約2千人を対象に接種する方針だ。

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