巨人・小林 適時二塁打でナイン総立ちも笑顔なし「しっかり結果を残せるように」

タイムリー2ベースを打った小林誠司

巨人・小林誠司捕手(31)が6日の日本ハムとのオープン戦(札幌ドーム)で、バットでもアピールした。

途中出場となった小林の〝初打席〟は9回二死三塁の大チャンス。4球のうち直球3球で1ボール2ストライクと追い込まれたが、再び投げ込まれた149キロの直球をコンパクトに振り抜き、左翼への適時二塁打とした。小林のオープン戦初安打で巨人ベンチに控えていたナインは総立ちとなり、この日一、二を争うお祭り騒ぎとなった。

昨季は2度の骨折に見舞われ、出場はわずか10試合にとどまり、打率も18打数1安打で5分6厘。原監督からは「せめて2割3分は打ってほしい」とノルマを設定されている。オープン戦の出場は3試合目にして打率5割(2打数1安打)となったが、正捕手奪取には打席数も少なくさらなるアピールが必要だろう。

盛り上がるベンチとは対照的に二塁ベース上で表情を崩さなかった小林は「打つ方でしっかり結果を残せるように、また明日からも頑張ります」と、いっそうの精進を誓っていた。

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