大地のめぐみ 九州農政局長賞 島原半島の農産物販売

九州農政局長賞に輝いた大地のめぐみ=諫早市貝津町

 有機栽培などで育てた長崎県島原半島の農産物や加工品などを販売する「大地のめぐみ」(長崎県諫早市貝津町)が、優れた地産地消の取り組みに贈られる農林水産省九州農政局の本年度地産地消等優良活動表彰で局長賞に輝いた。
 大地のめぐみは、島原半島の農産物の良さを知ってもらおうと、農事組合法人ながさき南部生産組合(長崎県南島原市北有馬町)が直売所として、2005年12月に開所。約400平方メートルの売り場に生産者が栽培した旬の野菜や果物、加工品などを並べ消費者に直接販売。年間延べ約16万人が利用している。このほか、収穫体験や店頭イベントなどを通じて消費者とコミュニケーションを図っている。
 4日、同組合で表彰式があった。中村大介代表理事(41)は「安心・安全な食べ物を長崎の大地から、をモットーに活動。直売所は開所16年目を迎えた。消費者との関わりを大事にやってきた成果が認められてうれしい」と喜んだ。

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