新日本プロレスの6日・大田区総合体育館大会の「NEW JAPAN CUP」1回戦で、鷹木信悟(38)がオカダ・カズチカ(33)との優勝候補対決を制した。
いきなり実現した天王山。昨年のG1クライマックス公式戦でオカダのマネークリップにレフェリーストップ負けを喫した鷹木は、この日も同技で長時間捕獲されながらも意地でロープに逃れる。
掟破りのレインメーカー式パンピングボンバー(本人談)で反撃に転じると、4日の日本武道館大会までテーピングを施されていたオカダの腰にドラゴンバックブリーカーを発射。オカダが抜いてきた伝家の宝刀レインメーカーをかわして担ぎ上げるとラスト・オブ・ザ・ドラゴンで会心の3カウントを奪ってみせた。
NJC優勝者には4月4日両国大会でのIWGP世界ヘビー級王座(王者は飯伏幸太)挑戦権が与えられる。プロレス界の顔であるオカダから初勝利をあげた勢いそのままに鷹木は「優勝候補筆頭に勝ったんだ。どういう意味か分かるか? 俺には聞こえるぞ、鷹木信悟待望論がよ。俺は飯伏に対しても『ふざけんな』って気持ちがあるんだよ。あのヤロー、好き放題やりやがって。キッチリけじめつけてやるからな」と豪語。他人に対して「好き放題やりやがって」などと言う資格がこの男にあるのかは甚だ疑問だが…。
ともあれ、ともに昭和57年生まれの同い年で強烈に意識してきた飯伏には、昨年G1公式戦で勝利を収めている。「ふざけんなよ。負けない? 逃げ出さない? 大事MANブラザーズバンドみたいなこと言っておいて、俺からは逃げてるじゃねえかよ(話が長いため以下中略)。お前から寝ても起きても来ないんだったら、俺からお前の前に行ってやろうじゃねえか」と、NJC制覇からの王座挑戦を予告していた。