HPで前期合格者発表 長崎大1162人、県立大479人

 長崎大と県立大は6日、一般選抜前期日程の合格者を発表した。合格者は長崎大が10学部で1162人(前年比2人減)、県立大は5学部で479人(同3人減)。競争率は長崎大が2.0倍(同0.2ポイント減)、県立大が2.2倍(同0.2ポイント減)だった。
 昨年に続き、新型コロナウイルス感染拡大防止のため両大とも構内では合格者番号を掲示せず、大学ホームページ(HP)に掲載した。新型コロナによる一斉休校や、大学入試センター試験の後継となる初の大学入学共通テストを経験した今回の受験生。変則、変化の中での合格に、喜びもひとしおだった。
 県立大地域創造学部実践経済学科に合格した県立佐世保西高の松元亮真さん(18)は「2次試験が難しく、不安だった。大学では勉強に熱中して、いろんな資格を取りたい。将来は地元に残り、佐世保の活性化に貢献できるような仕事がしたい」。長崎大薬学部薬科学科に受かった県立長崎北陽台高の五十嵐玲雄さん(18)は「一斉休校の時に復習に力を注ぎ、受験勉強のスイッチが入った。これまでの努力が実り、大きな喜びを感じている。将来は副作用の少ない薬を開発したい」と夢を膨らませた。
 後期日程は両大学とも12日。合格発表は長崎大が20日、県立大は21日で、いずれもHPに掲載する。

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