ブレーブス・ソローカ 戦列復帰へのタイムテーブルは未定

ブレーブスは昨年8月に右アキレス腱を断裂した先発右腕マイク・ソローカの復帰時期について、まだ具体的なタイムテーブルを設定していないようだ。ただし、ブライアン・スニッカー監督は「彼はどこかのタイミングで登板できるように準備を進めている」と語り、オープン戦が終了するまでに登板する可能性があることを示唆している。指揮官の言葉通り、3月中に実戦復帰できるのであれば、遅くとも4月中には戦列復帰を果たすことができそうだ。

現在23歳のソローカはメジャー2年目の2019年に29試合に先発して13勝4敗、防御率2.68の好成績をマーク。新人王投票ではピート・アロンゾ(メッツ)に次ぐ2位にランクインし、サイ・ヤング賞の投票でも9ポイントを獲得して6位に名を連ねた。その活躍を評価され、昨季は開幕投手を務めたが、3度目の登板で右アキレス腱を断裂。昨季は3試合に先発して0勝1敗、防御率3.95に終わった。

ソローカは戦列復帰に向けて着実にステップを消化しており、日本時間3月7日には打撃練習を開始。すでに実戦形式の打撃練習での登板や守備練習も行っており、部分的には走塁練習にも参加している。ただし、右アキレス腱断裂からの回復途上ということもあり、ブレーブスは走塁練習については慎重な姿勢も見せている。

ブレーブスは今オフ、フリーエージェント市場でチャーリー・モートンとドリュー・スマイリーを補強。昨年のポストシーズンで好投したマックス・フリード、イアン・アンダーソン、カイル・ライト、ブライス・ウィルソンを合わせるとすでに6人の先発候補がいる。よって、ソローカの復帰を焦る必要は全くない。

現時点ではフリード、モートン、アンダーソン、スマイリー、ライトの5人で開幕ローテーションを形成するのが有力。ソローカの復帰後は、ライトがローテーションから外れるか、あるいは6人制ローテーションが採用される可能性もあるかもしれない。

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