バルセロナ新会長にラポルタ氏が就任 最初の仕事はメッシ流出阻止

新会長に選出されたラポルタ氏(ロイター)

新会長は「エース」を説得できるか。スペイン1部バルセロナの新会長選挙が7日に行われ、ジョアン・ラポルタ氏(58)が当選した。

クラブの発表によると、3万184票で54・28%の票を集め、2位はビクトル・フォント氏で1万6679票、トニ・フレイシャ氏が4769票だったという。ラポルタ氏は2003年から10年までバルセロナの会長を務めており、2度目の就任で最初の仕事は今オフに退団が濃厚なエースFWリオネル・メッシ(33)を残留に導くことになる。

スペイン紙「マルカ」など各メディアは、ラポルタ新会長が「今日(7日)、レオ・メッシという名前の少年がバルサでデビューした。20年前のことです。彼は歴史上そして世界でナンバーワンです」とし「レオはバルセロナを愛している。そして、これは重要であり、うまくいけば、彼が残留するように勧めていく」と宣言した。

その上で7日中にもメッシと代理人(メッシ父のホルヘ氏)に連絡を入れるなど、早速、行動に移すという。ラポルタ氏は「(契約延長の)オファーを出す」と、引き留めに全力を注ぐ考えだ。

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