開幕1軍へ、横浜DeNAの新人池谷が着々と歩みを進めている。プロ初のイニングまたぎで2回無失点と好投し、首脳陣へのアピールに成功した。
六回に2番手で登板すると、最速144キロの直球とチェンジアップを軸に中島を空振り三振に奪うなど上々の滑りだし。七回は2安打を許して2死一、二塁とするも、王柏融を外角いっぱいのスライダーで二ゴロに打ち取り、「イニングというよりも一人一人アウトを取ることを意識した」と充実感を漂わせた。
昨季リーグ2位の56試合に登板した鉄腕エスコバーの開幕不在は、救援陣にとって大きな痛手。「今後も左の中継ぎとして状況を見て使っていく」と三浦監督。池谷は「この経験を次回に生かしていきたい」と気後れせず、打者の内角に投げ込んでいく。
